Anasoundsの歴史を築いたディレイ「Utopia」
Utopiaは、Anasoundsの歴史の中でも特別な存在です。「Savage」と並び、ブランドの名を広く知らしめた代表的なペダルとして、多くのギタリストに支持されてきました。
Utopiaは、「クリアなサウンド」と「アナログらしい温かみ」は両立できることを証明したディレイです。
テープエコーやBBD(バケツリレー)ディレイは魅力的なキャラクターを持つ一方で、高域が失われやすいという特徴があります。反対にデジタルディレイは広い周波数帯域を維持できるものの、個性的な質感に欠けることも少なくありません。
従来はそのどちらかを選ぶしかありませんでしたが、PT2399チップと独自のフィルタリング技術を組み合わせることで、Anasoundsは両者の長所を融合。さらに、そのバランスをプレイヤー自身が自在にコントロールできるディレイを実現しました。
Utopia Mk2
初代Utopiaは約10年前、高域を損なわずにディレイサウンドを実現したいという想いから誕生しました。
そのサウンドは多くのミュージシャンに支持されましたが、さらに多彩な機能を求める声に応え、「Utopia Deluxe」や「Dystopia」が開発されました。これらは3年もの歳月をかけて完成した、高機能なディレイエンジンです。
そして誕生したのがUtopia Mk2です。
Utopia Mk2は、Deluxeモデルよりもさらに低ノイズ化を実現し、サウンドクオリティを一段と向上させました。また、Deluxeに搭載されていた2基のPT2399チップを1基構成へ変更したことで、最大ディレイタイムはやや短くなったものの、その分シンプルで扱いやすく、スラップバックから1970年代のDavid Gilmourを彷彿とさせるディレイトーンまで幅広く対応します。
コンパクトなボディに充実した機能を搭載
Utopia Mk2は、Deluxeと比べてコンパクトでシンプルな設計へ回帰しています。
クラシックシリーズと同じ筐体(ホワイトカラー仕様)を採用しながら、新たにTilt EQを搭載。片側へ回すと高域を抑えて低域を強調し、反対側へ回すと低域を抑えながら高域を強調できるため、ディレイの質感を細かく調整できます。
さらに、ヴィンテージのMemory Manを思わせるモジュレーションも内蔵。フロントの3ポジションスイッチにより、音楽的で心地よいテープエコー風モジュレーションや、本体内部のトリマーで好みに合わせて調整したモジュレーションを選択できます。
内部にはTrue BypassとTrails Bypassを切り替えられるスイッチも搭載。エフェクトをオフにした際も、ディレイ音を自然に残すかどうかを好みに応じて選択できます。
扱いやすさと音楽性で高い評価を受けてきたUtopiaシリーズ。その伝統を受け継ぎながら、Utopia Mk2はさらに完成度を高めたディレイペダルです。




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